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高圧ガス保安活動促進週間中の毎年恒例行事である兵庫県高圧ガス大会が10月23日兵庫県公館で盛大に開催されました。
本大会は兵庫県と兵庫県高圧ガス連絡協議会の共催で、高圧ガスによる災害防止のため不断の努力を重ね、成果を収めた事業所や永年にわたり高圧ガス保安に関して尽力し、極めて顕著な功績をあげた方々を表彰することで保安技術の強化をもって高圧ガス災害の絶無を目指すことを目的としたものです。今回で51回目の開催となり、県下全域から総勢349名の高圧ガス関係者が出席して盛大に行われました。
井戸敏三知事からご挨拶をいただき、先日被災した伊豆大島の状況に痛心しており、続いて接近しつつある台風27号、28号での被害拡大の懸念について述べられました。全国的に事故が減少している中、兵庫県は昨年19件の事故が起こり、近年になく増えている状況を危惧しており、少なくとも事故件数を半減させることを要請されました。
高圧ガスは便利であるだけに安全が確保されていないと大きな事故につながる恐れがある。一昨年の姫路での事故や今年起きた福知山での事故を例にあげ、事故を予測することは困難であるが、いざというときの対応や事故自体を起こさない備えなど、常日頃の保安活動の重要性を強調されました。今回表彰を受けられる方々に対して、日々の保安への努力に感謝の意を述べるとともに引き続き安全確保に期するよう奮励いただきました。
表彰式では、永年にわたり高圧ガスの事故防止に努め、多大の功績があった優良製造事業所(4事業者)、優良販売業者(1事業者)、保安功労者(4名)、優良製造責任者(1名)、優良販売主任者(1名)に対し、兵庫県知事から表彰状と盾が贈られ、また18名が大会委員長表彰の栄に浴しました。
中部産業近畿保安監督部近畿支部長沖嶌弘芳様からご丁重な祝辞を頂戴した後、南光弘氏(伊丹産業(株)高砂工場)にあわせて参加者全員が力強く大会宣言を唱和し、高圧ガス災害の絶無を誓った。
大会宣言
私たちは第51回兵庫県高圧ガス大会にあたり、560万県民の安全で快適な生活を守るため、企業責任の重大性を再認識し、相互協力体制を整え、自主保安の確立を図り、もって高圧ガス災害の絶無を期することを、ここに誓います。
以上、本大会の名において宣言します。
平成25年10月23日
第51回兵庫県高圧ガス大会
記念講演では、名古屋大学環境学研究科教授山岡耕春氏を講師に迎え「南海トラフ巨大地震にどう備える」と題して講演をいただきました。
山岡氏は地震学の専門家の知見から地震が起こるメカニズムと地震動の種類、そしてその波及効果を詳しく説明していただき、その上で今後発生が予測される南海トラフ巨大地震の特徴と被害想定を解説された。
日本国は地震の多発地帯に立地するため、「地震はどこでも起こりうる」と考えて対策を練る必要があるとされています。
そのためにも
といった『防災の心得』を提唱されました。
高圧ガス関係者は巨大地震発生後、避難や復旧において重要な役割を担う必要性があるため、日頃から準備を整えることで自分たちに被害を出さずに援助のための余力をもつ努力が要求されるとして締め括られました。
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